澁澤倉庫&プラスオートメーション/AirRobをECフルフィルメント事業に日本初導入

  • 2024年10月30日

プラスオートメーション社が提供するロボティクス自動倉庫「AirRob(エアロボ)」が、日本で初めて澁澤倉庫の松戸営業所第三倉庫に導入された、と発表されました😲🐯😲🐯

AirRobについて

AirRobは、物流ロボットの一種で、高層のラックに高密度で荷物を保管し、コンテナ単位で緻密に荷物をコントロールして、GTP方式でピッキングを行えるようにすることで高いスループットを実現するソリューションです。レイアウトの自由度が高く拡張性に優れ、また、防火区画を跨いで設置することもできるとされています。
最大のパフォーマンスとして、作業ステーションあたり600 トート/時間のピッキングが可能、とされています。

AirRob
澁澤倉庫に導入されたプラスオートメーションが提供するAirRob1
澁澤倉庫に導入されたプラスオートメーションが提供するAirRob2
出展:プラスオートメーション

AirRobの紹介動画

ラックに沿って動き、コンテナを出し入れするロボットと、そのロボットからコンテナを受け取って搬送するロボット(FloorBotとされています、t-Sortライクなものです)を組み合わせたソリューションです。ロボットが分業することで効率が高そうですし、搬送ロボットは小さいので作業ステーションも大掛かりでないもので対応できそうです。

澁澤倉庫へのAirRobの導入

澁澤倉庫はAirRobの、複数荷主をひとつの現場で簡単に運用できる特長を活かして、ECフルフィルメントサービスを更に強化し、3PL事業者としての倉庫機能の差別化とバリューアップの実現を促進しています。澁澤倉庫のリリースでは、「アパレル・コスメなど多品種小ロット商品を取り扱う多数のEC事業者様を対象としたECフルフィルメント事業をより効率的に運用することが可能」と説明されています。

澁澤倉庫は以前から様々な拠点で、同じくプラスオートメーション社が提供する仕分けロボット「t-Sort」を活用しています。t-Sortを導入後、継続的に工夫をして使い方をアレンジしていったり、t-Sort 3Dもいち早く採用されたりと、活用事例を積み重ねていました。今回のAirRob日本初導入も、両社が協力して積み上げてこられた実績と信頼関係があってこそかと推察します。プラスオートメーション社からは「澁澤倉庫と+A は、これまでの物流現場における様々な取り組み実績をもとに、AirRob 活用により更なる作業の効率化・高度化と新たな価値創造に努めていきます」とリリースされていました👏

関連/参考リンク

澁澤倉庫のニュースリリース
https://www.shibusawa.co.jp/wp-content/uploads/2024/10/20241029ー01.pdf

プラスオートメーション社が提供するAirRob
https://plus-automation.com/robot-service/airrob/

プラスオートメーション社のニュースリリース
https://plus-automation.com/information/news/

AirRobも含めて高層・高密度GTPソリューションが増えてきたトレンドを紹介した記事もよろしければご覧ください。

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