RENATUS ROBOTICS社が、倉庫における入出荷作業や荷物の運搬を担うヒューマノイドロボットの開発を開始したことを発表しました。
ヒューマノイドロボットの活用で“完全な”自動化の実現を目指す
RENATUS ROBOTICS社は以前から、荷物の保管~出荷を担う自動倉庫システム「Renatus」や、ピッキング作業を担うロボットアーム「ADAM」を開発しています。この2種を使ったとしても残る、以下のような作業を、ヒューマノイドを用いて自動化することで、倉庫業務の完全な自動化を目指す、とされています。
・「Renatus」に荷物を格納するまでの入荷作業
・「Renatus」から荷物を出して、「ADAM」でピッキングした後の出荷作業
・工程間の荷物の搬送
ヒューマノイドの名称は「TOMODACHI」
ヒューマノイドの名称は「TOMODACHI」。友達、ということで、人間にとっての身近さや親密さを表現しているのかなと思います。また、東日本大震災の際にアメリカ軍が展開した救助・支援活動がOperation Tomodachiという名前でした。海外でも通じやすい言葉なのかもしれません。
出展:PR TIMES
ヒューマノイドの開発がいよいよ盛り上がってきている!?実用間近か
物流倉庫でのヒューマノイド活用については他にも、INSOL-HIGH(日本)やPudu Robotics(中国)などが取り組みを開始していることを発表しています。海外でも新しいメーカーが次々と登場しており(もう100社くらいはありそうです)、いよいよ実務での本格的な活用が広がり始めるか、期待が高まります🤩
ちょうど同じ時期(2025年2月)に、米Figure社(OpenAIやMicrosoft、NVDIAなどが出資)はヒューマノイドロボットがコンベアラインを流れる荷物を仕分けする様子の動画を公開しました。普通に働けちゃってるように見えますね😮😮😮
更に、こちらは少しだけ遡って2024年に公開された、アマゾンの倉庫でヒューマノイドロボット「Digit」がコンテナを扱っている様子です。工程間の搬送をヒューマノイドで代替しています。ヒューマノイドについてはいずれもっと深く考察したいと思います。
関連/参考リンク
RENATUS ROBOTICSのリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000096486.html
RENATUS ROBOTICS
https://www.renatus-robotics.com/jp/
INSOL-HIGH
https://insol-high.com/
Pudu Robotics
https://www.pudurobotics.com/jp/company
Figure
https://www.figure.ai/