Gaussy株式会社は2025年4月8日、EC物流現場の自動化に特化した立体型仕分けロボット「Mushinyソーターミニ」の販売を開始しました。中国の物流ロボットメーカーMushinyが開発した本製品は、多品種小ロット対応と省スペース設計が特徴で、4月9日から開催中の『第6回関西物流展』(インテックス大阪)で国内初展示されています。
出典:Gaussy
開発背景はEC物流が抱える2大課題への対応
「Mushinyソーターミニ」は、人手不足の深刻化:仕分け・ピッキング工程の従業員依存度が高く、繁忙期の長時間労働が常態化と、空間制約とコスト課題:従来の自動化ソリューションは設置面積と導入コストが障壁になっているという課題に対応ます。
Mushinyソーターミニを導入することで低コストかつ省スペースで迅速に導入でき、派遣スタッフや臨時アルバイトなどの流動的な働き手でも年齢・性別・国籍を問わず誰でもできるオペレーションを実現します。
主な特徴
1. 高速処理能力
最大1,200個/時(pph)の処理速度を実現し、手作業比2-3倍の効率向上
2. コンパクト設計
5.8m×3.7mの立体構造で平面型比1/3の省スペース(約10坪で100間口配置可能)
3. 柔軟なシステム連携
WMS/ERPとのシームレス接続により、フォワード/リバース物流両対応
技術仕様
項目 | 仕様 |
本体サイズ | 5.8×3.7×2.4m |
間口数 | 100間口(5列5段のカートが4つ) |
処理能力 | 1,000-1,200pcs/時 |
重量範囲 | 5−20kg |
対象物サイズ | L50-400mm × W50-300mm × H3-150mm |
関西物流展での展示情報
– 実演内容:多品種商品のリアルタイム仕分けデモ
– 特別企画:導入効果シミュレーション即時出力(要事前予約)
– 会場:インテックス大阪6号館A2-72
関連記事
※トラロジでは、読者の皆様が最新物流技術を深く理解できるよう、信頼性の高い公式情報源へのリンクを厳選して掲載しています。各リンク先ではシステムの技術仕様や導入事例を詳細に確認いただけます。