カトーレック株式会社の仙台低温物流センターに、Gaussy株式会社が提供する倉庫ロボットサービス「Roboware」を通じてForwardX社製AMR(自律走行搬送ロボット)「Max 1500-L Slim」が導入されました。この導入により、ピッキング作業の省人化・省力化が実現し、約30%の作業工数削減が期待されています。
出展:Gaussy
ForwardX社製AMR「Max 1500-L Slim」の特徴
今回導入された「Max 1500-L Slim」は、以下のような特長を備えています。
– 耐荷重: 最大1,500kg
– 自律走行: ロボット自身が移動ルートを判断し、安全に貨物を搬送
– 画像認識技術: 人や障害物を検知・回避し、人との安全な協働を実現
このロボットは冷蔵倉庫内での重量物搬送にも対応しており、従来のピッキングカートを使用した作業に比べて労働環境の改善が期待されています。
Gaussy社のSTREAMによる効率的な連携
AMR導入にあたり、Gaussy社が提供するミドルウェア「STREAM」が活用されました。STREAMは、既存のWMS(倉庫管理システム)とロボットをスムーズに連携させる役割を果たします。これにより、大規模なシステム改修を必要とせず、短期間で効率的な導入を実現しました。
STREAMの主な特徴
– 柔軟性: WMSとのスムーズな連携で改修コストを削減
– 進捗管理機能: ダッシュボードによるリアルタイム可視化
– 継続的アップデート: 現場ニーズに基づく機能改善
STREAMは物流現場の効率化を支援するミドルウェアとして注目されています。
導入背景と効果
カトーレックでは、人手不足や冷蔵倉庫内での負担の大きいピッキング作業が課題となっていました。今回のAMR導入により、以下の効果が期待されています。
– 作業効率向上による約30%の工数削減
– 労働環境の改善と負担軽減
– 労働安全衛生やDX推進への貢献
さらに、この取り組みは社内外へのノウハウ展開にも寄与し、日本全体の物流効率化にも貢献するとしています。
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プレスリリース
AMR・マックスMax 1500-L Slim 製品情報(Gaussy Roboware)
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