ラピュタロボティクス株式会社は、東和薬品株式会社の東日本物流センターに協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR XL」を納入し、稼働を開始したことを発表しました。
導入の背景
東和薬品では、作業スタッフの年齢構成の変化や労働力人口の減少という社会的課題に直面する中、物流現場の労働力確保と庫内作業の標準化を目指し、新しい物流オペレーションを模索していました。将来を見据えた省人化オペレーションの確立を目指す中で、ラピュタPA-AMR XLが評価された主な理由は以下の点です。
– 物流現場の課題を着実に解決してきた実績
– 独自のロジックを活かした幅広いノウハウ
– 既存の現場への導入のしやすさ
– ピッキング作業を行うスタッフへの教育時間の短縮が可能
– 操作が簡単で現場に素早く適応できる点
東和薬品の守口別館物流部次長である脇本大徳氏は「将来の労働人口減少をはじめとする環境変化に対応するために、業務の標準化そして効率化を実現できる新たなソリューションを模索していた」と述べています。
導入の効果
ラピュタPA-AMR XLの導入により、東和薬品では以下のような効果が期待されています。
1. 将来を見据えた労働力確保への対策
社会インフラとして不可欠な医薬品物流の持続可能性を高めるため、物流現場の自動化によって早期に労働力確保への対策を行います。
2. 新人スタッフの早期戦力化と高品質な庫内作業の標準化
ラピュタPA-AMR XLは短時間で簡単に操作に慣れることができるため、新人の作業スタッフでも熟練者に近い生産性を出すことが可能です。これにより、安定かつ高品質な倉庫内作業の標準化が実現します。
東和薬品の脇本氏は「実際に現場で作業するスタッフもラピュタPA-AMR XLに馴染みやすかった」と評価し、「10年先を見据えて先進技術を取り入れ、持続可能な医薬品の安定供給を支える物流体制を通じて、人々の健康に貢献していきたい」と今後の展望を語っています。
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情報源
[1] ラピュタロボティクス、東和薬品株式会社の物流拠点にピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR XL」を納入 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000021229.html