RENATUS ROBOTICS株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大澤琢真)は、米国テキサス州およびカリフォルニア州にて、最先端の自動倉庫システムを活用した無人倉庫「RoboHouse Dallas」「RoboHouse Los Angeles」の建設計画を発表しました。これらの新拠点では、自社開発の自動倉庫システム「RENATUS」をはじめ、ピッキングロボット「ADAM」や開発中のヒューマノイドロボット「TOMODACHI(仮)」など、複数の自動化設備を導入。EC発送センターとして、3PLサービス(物流アウトソーシング)を提供します。
出所:Renatus Robotics
なぜこの無人倉庫ソリューションが必要とされるのか?
米国の物流業界では、慢性的な人手不足や人件費の高騰、オペレーション品質の確保といった課題が深刻化しています。RENATUS ROBOTICSは、倉庫自動化・無人化技術の導入によって、物流オペレーションの効率化、コスト削減、サービス品質の向上を同時に実現し、これらの課題解決を目指しています。
ソリューションの内容と提供者の思い
新たに建設される「RoboHouse」では、
– 自動倉庫システム「RENATUS」
– ピッキングロボット「ADAM」
– 開発中のヒューマノイドロボット「TOMODACHI(仮)」
など、最先端の自動化設備を導入。これにより、人によるオペレーションと比較して人件費を1/30以下に抑え、3PLサービス価格も業界平均より10%以上低く提供可能となります。
初号拠点は2026年中の稼働開始を目指し、特にEC事業者向けに発送代行などの物流アウトソーシングサービスを展開予定です。
RENATUS ROBOTICSは「物流業界全体の発展・革新に貢献する」ことを掲げ、今後も北米全域に無人倉庫ネットワークを拡大し、より安く・迅速で安定したEC物流インフラの実現を目指しています。
今後の展望とユーザーへのメッセージ
テキサス・カリフォルニアを皮切りに、RoboHouse拠点をさらに増やし、北米全域への展開を計画。
また、他の物流企業にも自動化・無人倉庫技術を展開し、業界全体の効率化・革新を目指しています。現在、アメリカ国内向けに発送を行うRoboHouseのユーザ企業や、共に次世代物流を実現するパートナー企業を募集中です。
RENATUS ROBOTICSの企業概要
RENATUS ROBOTICSは、日本発・東京大学発のロボティクスベンチャーであり、TRUST SMITHグループからカーブアウトして2022年1月に設立されました。本社は東京都文京区にあり、米国にも法人を設立しグローバル展開を進めています。
同社は、最先端のロボティクスや数理アルゴリズム技術を活用し、「ワンストップ梱包型の次世代倉庫」設立ソリューションの開発・導入、自動倉庫運営、配送代行事業などを手掛けています。
主力製品の自動倉庫システム「RENATUS」は、ピッキング・集約・梱包を1人の作業員で一括で行う「ワンストップ梱包」を世界で初めて実現。業界最速クラスのシャトルや昇降ユニット、同時制御アルゴリズムなどの技術により、従来比で最大20倍の作業効率化を実現しています。