ラピュタロボティクス株式会社は、ロジスティード西日本株式会社の神戸営業所に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を納入し、稼働を開始しました。この導入により、ロジスティード西日本が直面していた作業標準化の難しさや労働力確保の課題解決を目指しています。
出展：ラピュタロボティクス
導入の背景と課題
ロジスティード西日本の神戸営業所では、以下の課題を抱えていました。
1. 取り扱いアイテムの特性や出荷量の波動による作業標準化の困難さ
2. 出荷能力の作業者習熟度への依存
3. 労働人口減少に伴う安定した労働力確保の必要性
これらの課題に対し、ラピュタロボティクスは詳細なヒアリングとデータ分析、シミュレーションを行い、最適なロボット導入を提案しました。
ラピュタPA-AMR導入のポイント
1. 作業の標準化と省力化
ロボットの画面指示により、初心者でも簡単に業務をこなせるようになり、作業手順のばらつきを解消。生産性の安定化と作業の予実管理が容易になりました。
2. Put to Light（誤ピッキング防止アシスト）機能の活用
「Put to Light」機能はラピュタPA-AMRのトレー（棚）に搭載されたLEDが光ることにより、コンテナを乗せる場所（ラピュタPA-AMRには複数のコンテナを乗せることが一般的です）、ピッキングした商品をいれるコンテナ（正確にはコンテナを載せたトレー部分）、荷卸しするコンテナ（同前）を指定する機能です。これにより、誤ピッキングを減少させ、作業効率を向上させています。
3. 棚前印刷機能の開発
ラピュタPA-AMRにラベルプリンタを搭載し、1アイテムごとにラベル発行・貼付けができる機能を新たに開発。これにより、ピッキング作業と後段の検品プロセスがスムーズに進めることが可能となりました。
ユーザーの声
ロジスティード西日本株式会社 事業企画部の瀧田雅人様は、ラピュタロボティクスの丁寧な説明とシミュレーション、そして神戸営業所独自のニーズに対応したシステム改修が導入の決め手となったと述べています。
今後の展望
ラピュタロボティクスとロジスティード西日本は、今後もラピュタPA-AMRを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでいく予定です。
