野村不動産株式会社が運営する物流自動化・省人化の効果検証拠点「習志野 Techrum Hub」が、さらなる課題解決に向けてリニューアルを実施しました。このリニューアルにより、業種・品物ごとに入出荷の実作業場面を想定した30社70種類以上の機器が展示され、荷主・物流企業の課題解決と人材不足解消への貢献を目指しています。
出展:野村不動産ホールディングス
リニューアルの背景
習志野 Techrum Hubは、2022年4月から物流の自動化・省人化に向けた課題解決を目指す企業間共創プログラム「Techrum(テクラム)」の一環として運営されてきました。開設以来、累計349社、2000名以上(2024年10月時点)が来場し、課題のヒアリングや自動化・省人化機器の効果検証を行ってきました。
直近1年間の来場者数が前年同期比で2.4倍に増加しており、自動化・省人化を中心とした物流DXへの関心が年々高まっていることを示しています。しかし、多くの企業は「情報収集」にとどまっており、個別のソリューションの見学・検証だけでは自社の物流業務との関連性が薄く、本格的な導入に至るケースは限られていました。
リニューアルの概要
今回のリニューアルでは、過去の検証結果を踏まえ、業種・品物・荷姿ごとに最適なソリューションの組み合わせを実作業現場のフローやプロセスに沿って設置しました。具体的には、以下の特徴があります。
- 入荷から出荷までの一連工程を30社・70種類以上の機器を用いて再現
- 5つのパターン(ストーリー)を構築し、各企業の物流業務に則した最適化手法やソリューションの発見を可能に
- 自動化・省人化機器だけでなく、現状の問題や課題を把握するための可視化ソフトウェアも展示
- 従業員の安心・安全を保持する環境改善ツールの展示
これらの改善により、より現実的かつ網羅的にDXを検証できる環境が整いました。
出展企業の一覧
出展:野村不動産ホールディングス
今後の展望
野村不動産株式会社は、Techrumパートナー企業との連携を通じて、荷主・物流企業の課題やニーズに応えるさまざまなソリューション開発や効果検証に取り組み、物流業界の人材不足の早期解消に貢献していく方針です。習志野 Techrum Hubの取り組みは、物流業界全体の自動化・省人化の普及に貢献し今後、より多くの企業が実際の導入に踏み切り、業界全体の効率化と労働環境の改善につながることが期待されます。
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野村不動産ホールディングスプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000681.000025694.html