ギークプラス/自動棚搬送ロボットを三井倉庫ロジスティクスに導入 ― ピッキング工程の省人化

  • 2025年4月19日

株式会社ギークプラス(Geek+)は、三井倉庫ロジスティクス株式会社(MSL)が運営する物流施設に、自動棚搬送ロボット「ピッキング Pシリーズ P500R」を導入したことを発表しました。今回の導入は、家電量販店大手の上新電機株式会社の物流業務全般を支援する現場で、主に家電製品やPC、ホビー関連商品を取り扱う拠点です。物流需要の増加と人材不足という業界課題に対応し、安定したサービス品質の維持と業務効率化を目指したものです。

出所:ギークプラス

導入の背景

近年、物流業界ではEC需要の拡大や多品種少量化が進み、ピッキング作業の負担増と人材不足が深刻化しています。MSLでも、流動的な物流事情に対応しつつ、サービス品質を安定して維持することが課題となっていました。こうした背景から、省人化と業務効率化、コスト削減、生産性向上を実現するため、ギークプラスの自動棚搬送ロボット導入に至りました。

ソリューションの詳しい内容

ギークプラスの「ピッキング Pシリーズ」は、棚搬送型の自動ロボットが商品の入った棚やコンテナをピッキングステーションまで自動で搬送します。作業員はその場で商品を取り出すだけでよく、従来のように倉庫内を歩き回る必要がありません。これにより作業スピードと正確性が大幅に向上し、作業員の負担も軽減されます。

ギークプラスは、ロボットとソフトウェアの連携による次世代ロボティクス技術を強みとし、国内で4,000台以上のロボット導入実績を持つ業界トップクラスの企業です。フルフィルメント事業も展開し、最新ロボットを活用したサービスを提供しています。

ギークプラスにはBTPピッキング方式のRoboShuttle™も

今回導入されたのはGPTピッキング方式(Goods to Person)ですが、ギークプラスではGPTピッキング方式のロボットに加えて、BTPピッキング方式(Bin to Person)のロボットソリューションも提供しています。この方式はビン、いわゆるコンテナが作業者が待機するピッキングステーションに搬送されます。

ギークプラスのRoboShuttle™は高速でビンを運搬するP40と高密度保管エリアに商品を出し入れするRSロボットからなります。

英語ですが、下記がRoboShuttle™の製品紹介ページです。
https://www.geekplus.com/product/roboshuttle

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プレスリリース
ギークプラス ピッキングPシリーズ
RoboShuttle™の製品ページ(英語)

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