+A/F-LINE、加工食品物流センターに「RaaS 2.0」を導入――初期費用ゼロ・サブスク・期間縛りなしで倉庫自動化を加速

  • 2025年4月25日

プラスオートメーション株式会社(+A)は、F-LINE株式会社の食品トランスファーセンター(TC)に、パッケージ型ロボット自動化サービス「RaaS 2.0」を導入したことを発表しました。物流現場の慢性的な人手不足や作業負担増大といった課題を背景に、初期費用ゼロ・月額サブスクリプション・契約期間の縛りなしという柔軟な導入モデルが、高く評価されています。

導入の背景と課題

F-LINEは、加工食品の店舗別・方面別ケース仕分けを担う物流拠点で、夜間作業における仕分けミスや作業者の身体的負担、属人化といった課題を抱えていました。これらの解決策として、誰でも簡単に使える自動化ソリューションの導入を検討していました。

RaaS 2.0とは?――物流現場の“スモールスタート”を後押し

「RaaS 2.0」は、+Aが提供する物流ロボットのサブスクリプションサービスです。190拠点を超える導入実績を持ち、現場の課題や運用ノウハウを集約したパッケージ型プランが特徴です。

3つのメリット

初期導入費用ゼロ
工事不要・初期費用ゼロで、リスクを最小限に抑えた導入が可能です。

サブスクリプション(月額25万円~)
月額定額制で、必要な期間・規模に応じて柔軟に利用できます。繁閑に合わせてロボット台数の増減やプラン変更も可能です。

契約期間の縛りなし
いつでも解約・変更ができるため、事業環境の変化や運用見直しにも即応できます。

F-LINEの「RaaS 2.0」導入プロセスと現場効果・動画紹介

F-LINEでは、まず「トライアルプラン」で現場に最適な運用方法を検証し、導入効果を確認したうえで「エッセンシャルプラン」へとスムーズに移行しました。本格運用まで約3カ月という短期間で導入が完了し、スモールスタートが可能な点も高く評価されています。
この段階的な導入により、現場の負担を抑えつつ、属人化の解消、身体的負担の軽減、人為的ミスの削減といった効果が実現されています。
公開された事例動画では、F-LINEの物流現場が「RaaS 2.0」を導入し、トライアルプランから本格運用(エッセンシャルプラン)に至るまでのプロセスを現場担当者のインタビューとともに紹介。
「初期費用ゼロ」「サブスクリプション(月額制)」「契約期間の縛りなし」といったRaaS 2.0の特長によって、従来の課題がどのように解決されたのかがわかりやすく解説されています。
さらに動画内では、トライアル時と本運用時でのレイアウトやプラン、ロボットの台数・仕様の違いも具体的に紹介されています。

出所:プラスオートメーション事例動画

スモールスタート(トライアルプラン)

レイアウト:コンパクトな構成で、現場への負担を最小限に抑えて検証
ロボット機種:t-Sort cb15
可搬重量:15kg
ロボット台数:5台
シュート数:16間口
占有面積:約20坪

本運用(エッセンシャルプラン)

レイアウト:拡張された本格運用仕様
ロボット機種:t-Sort cb30
可搬重量:30kg
ロボット台数:15台
シュート数:30間口
占有面積:約73坪

「汎用性が高いのは非常に良く感じています」という現場の声もあり、段階的な自動化と柔軟な拡張性が現場で高く評価されています。

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