International Federation of Robotics (IFR、国際ロボット連盟)が、新しいWorld Robotics reportを発表ました。物流ロボットも含む、産業用ロボット全般についての統計レポートになります。
SUPPLY CHAIN MANAGEMENT REVIEWの以下の記事(英語です)を参考に、概要を紹介します。
Robotic use grows by 10%
世界全体でロボットの利用が10%増
世界全体で利用されている産業用ロボットは2023年に4,281,585ユニットとなり、年率で10%の成長となりました。3年連続で50万台を超える増加です。増加した541,302台のロボットの内、70%が アジアで、17%がヨーロッパで、そして10%が南北アメリカで導入されました。
市場規模は中国が1位、日本は2位
中国の導入台数が圧倒的に多く、276,288台となっており、約世界の導入規模の51%もを占めます。今後も年間平均5~10%の成長が見込まれます。
日本の導入台数は46,106台で、中国とは大きく差があるものの世界2位となっています。世界3位はアメリカ、4位は韓国です。
関連/参考リンク
Daily Express USの記事
https://www.scmr.com/article/robotic-use-grows-by-10
日本国内の物流ロボットの市場動向、市場規模およびその予測については以下の記事でより詳しく紹介していますので、よろしければあわせてお読みください🙇
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